IBDと仕事
治療と仕事の両立支援って何?
平岡佐規子
岡山赤十字病院 消化器内科
「トイレが近いので会議が不安」
「定期受診のために休みを取りたい」
「夜勤をすると体調を崩しやすい」
こんな悩みはありませんか?
実は、病気を治療しながら働く人を支えるために、「治療と仕事の両立支援」という仕組みがあります。
両立支援とは、病気を理由に仕事を辞めるのではなく、必要な配慮を受けながら働き続けることを支援する仕組みです。
例えば、
- 通院日の調整
- 勤務時間の見直し
- トイレに行きやすい環境への配慮
- 夜勤や出張の調整
などが考えられます。
もちろん、どのような配慮が可能かは職場や仕事内容によって異なります。
また、職場に一方的に要望を伝える制度ではなく、患者さん、職場、医療者が話し合いながら、無理のない働き方を考えていく仕組みでもあります。
もし仕事と治療の両立に悩んでいる場合は、まず主治医や看護師に相談してみてください。医療ソーシャルワーカーや両立支援コーディネーターにつないでもらえる場合もあります。
病院に相談窓口がない場合は、各都道府県の産業保健総合支援センターや難病相談支援センターでも相談できます。
「もっと早く相談すればよかった」
これは、実際によく聞く患者さんの声です。一人で抱え込まず、困ったときには相談できる制度があることを知っておいてください。