コラム詳細

第二回交流会を開催しました。(速報)

2026年09月13日

IBD患者さんの日常生活を彩る会 第2回交流会 速報レポート
速報レポート

IBD患者さんの日常生活を彩る会 第2回交流会を関西で開催しました。

開催日・場所: 2026年9月13日(日) エル・おおさか(大阪府立労働センター)本館6階 大会議室

2026年9月13日、一般社団法人 IBD 患者さんの日常生活を彩る会(以下「彩る会」)は、大阪市中央区の「エル・おおさか」にて第2回交流会を開催しました。関西での開催は今回が初めてとなります。

「彩る会」は、患者さんが“あたりまえの日常”を取り戻せる社会の実現を目指し、医療提供者側から偏りのない正確な情報を発信するとともに、患者さんの声に耳を傾け、その声を社会へ伝える活動を行っています。今回の交流会も、専門医とともに、潰瘍性大腸炎・クローン病の患者さんやご家族が日常生活で感じている困りごとや工夫を語り合い、解決策や対応策を共有する場として企画されました。

会場となったエル・おおさか
会場となったエル・おおさか。患者さん、ご家族、医療従事者が集まりました。

開催概要

項目 内容
名称 彩る会 第2回交流会
日時 2026年9月13日(日) 13:30~16:00
会場 エル・おおさか(大阪府立労働センター)本館6階 大会議室
〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14
対象 潰瘍性大腸炎・クローン病の患者さんとそのご家族、医療関係者
総合司会 中村 志郎(大阪回生病院)
主催 一般社団法人 IBD患者さんの日常生活を彩る会

プログラム

専門医からのメッセージを聴く第1部と、参加者どうしで語り合う第2部の二部構成で進行しました。

時間 プログラム 登壇者(敬称略)
13:30~14:20
第1部
専門の先生からのメッセージ
・潰瘍性大腸炎(20分)
・クローン病(20分)
・アンケート結果(10分)

長沼 誠(関西医科大学)
新﨑 信一郎(兵庫医科大学医学部)
中村 志郎(大阪回生病院)
14:30~15:50
第2部
交流会(一緒に話し合おう)
日常生活でお困りのことについて
参加者・専門医
閉会 まとめ
皆さんへのメッセージ
中村 志郎(大阪回生病院)
日比 紀文(彩る会 代表理事)

第1部 専門の先生からのメッセージ

第1部では、IBD診療の第一線で活躍する3名の専門医が登壇し、疾患ごとの最新の考え方と日常生活に関わるポイントおよび事前アンケートの結果についてお話ししました。

潰瘍性大腸炎について ― 長沼 誠 先生(関西医科大学)

長沼先生からは、潰瘍性大腸炎の治療がこれまでどのように移り変わってきたのかを振り返りながら、現在の治療の考え方についてご講演いただきました。従来の治療から新しい選択肢が加わるまでの流れを整理したうえで、患者さん一人ひとりの病状や生活背景に応じた、さまざまなアプローチがあることをわかりやすくお話しいただきました。

潰瘍性大腸炎について解説する長沼誠先生
潰瘍性大腸炎の治療の移り変わりについて解説する長沼先生

クローン病について ― 新﨑 信一郎 先生(兵庫医科大学医学部)

新﨑先生からは、クローン病についてご講演いただきました。現在使用されている各薬剤について、それぞれの特徴や効き方を詳しくご説明いただくとともに、患者さんが治療や日常生活のなかで感じやすい困りごとにも触れながら、どのように向き合っていけばよいかをお話しいただきました。

クローン病について解説する新﨑信一郎先生
クローン病の薬物治療と困りごとについて解説する新﨑先生

事前アンケート結果の報告 ― 中村 志郎 先生(大阪回生病院)

ご協力いただいた「日常生活に関するアンケート」には、50名を超える方にご回答いただきました。寄せられた様々な困りごとや、その対策、そして日頃の思いについて、総合司会も務めた中村先生より報告しました。

事前アンケートの結果を報告する中村志郎先生
50名を超える回答が寄せられた事前アンケートの結果を報告する中村先生

第2部 交流会 ―「一緒に話し合おう」―

第2部では、日常生活でお困りのことについて、「一緒に話し合おう」をテーマに、参加者と専門医が一緒に語り合う時間を設けました。各グループでは専門医がファシリテーターとなり、安心して話せる雰囲気づくりを大切にしながら、一人ひとりの声に耳を傾けることを意識して進行しました。

グループに分かれて語り合う参加者の様子
グループに分かれて、日常生活の困りごとや工夫を語り合いました

会場から寄せられた声

各グループでは終始活発に意見が交わされ、診断を受けて間もない方から、長く病気とつき合ってこられた方まで、病歴を問わず幅広く交流していただくことができました。長い経験のなかで培われた工夫が共有される一方で、これから治療を続けていく方の率直な不安や疑問にも、その場で言葉が返される場面が数多く見られました。

自分の困りごとが、他の誰かにも共通していると知ること。誰かの工夫が、自分の明日を少し助けてくれること。専門医と患者さん、そして患者さん同士が直接言葉を交わすことで、普段はなかなか表に出せない思いや生活上の課題を共有する、貴重な時間となりました。

まとめ・皆さんへのメッセージ

各グループで話し合われた内容をまとめてご報告しました。続いて、中村先生、日比代表理事より参加者の皆さまへメッセージをお伝えし、第2回交流会を締めくくりました。

今後に向けて

「彩る会」では、今回いただいた声を今後の活動に活かしながら、IBD患者さんの日常生活が少しでも前向きで豊かなものになるよう、交流の場づくり、情報発信、社会への理解促進に取り組んでまいります。

交流会の詳細な記事は、後日あらためてアップいたします。ご参加いただいた皆さま、そしてご協力いただいた関係者の皆さま、誠にありがとうございました。これからも皆さんに寄り添えるよう活動を続けてまいります。

一覧に戻る